部屋がなかなか埋まらない!空室率が高いなら、取扱い状況の見直しを

「購入したマンションを賃貸用として募集を始めたけど、なかなか決まらない…」と悩まれている方は、ご自身の物件がどのように扱われているのかを見直してみてはいかがでしょうか?不動産会社に全て頼り切ってしまっていたという方は、ぜひ参考にしてみてください。

物件の取り扱い状況を把握する

「空室が埋まらない」とお悩みの方は、自分の物件が不動産会社にてどのように扱われているかどうかを確認することも重要です。

入居用の募集パンフレット(マイソク)を見ると、賃料や仲介手数料のほかに、入居者が支払う事務手数料やサービス料、保証料などが記載されています。また、更新や解約時の注意事項が記載されている場合もあります。こうした保証料が極端に高い場合や、不要なサービスがある、更新・解約の条件が厳しいといった入居者の負担が大きい場合などはなかなか成約に至りません。

入居者が契約から退去時までに支払う基本的なものは、仲介手数料のほか、敷金、礼金、保証料、日割り前家賃、翌月分前家賃、火災保険料、クリーニング費用などです。また、最近では24時間トラブルサポート費※1という費用も主流になっています。それ以外の、鍵の交換費用や室内抗菌費用などは不動産会社独自のサービスになります。仲介会社においては、入居者に対してこうした費用を「必須」と説明をする所がほとんどかと思いますが、オーナー様としても記載されているサービス料金や内容をしっかり確認していただき、本当に必要か否かを判断していただくと、運営コストの削減につながります。

※1…24時間トラブルサポート費とは、突然の水漏れや緊急時のトラブルを解消するサービス費用です。令和2年の宅建業法と民放の改定により、設備や水回り等の緊急時において、すぐに対応されなかった場合、賃料が減額されることとなりました。オーナー様としての対応、入居者の安心安全のためにも、賃貸において一般的なサービス費用となっています。(下記参考URL:賃貸借契約に関するルールの見直し)

http://www.moj.go.jp/content/001289628.pdf