そのマンション、適切なサイズですか?ライフステージに合った「サイズ感」とは。

「適切なサイズ」とは

不動産購入はどんなものであれ高額なので、「一度きりの購入だからより良い(広い・部屋数が多い・高級)物件を」と考える方もいらっしゃるかもしれません。

しかし、都心部でマンションを購入した場合は、「住み替え」をされる可能性があります。そのため、現在一人暮らしなのに、3LDKのマンションを購入したり、別荘地などに居住用の土地を購入してしまうと、場合によっては売りにくいということも起きてしまいます。

このように、ここで言う「適切なサイズ」とは、ご自身のライフステージに合わせたサイズ感のことですが、サイズ感の合う不動産を購入するとどのようなメリットがあるのか、もう少し詳しく見ていきましょう。

コスト面でのメリット

たとえば、面積が広い・部屋数が多いといったマンションは、ご入居される人数が多ければ快適ですが、1人暮らしの場合は使わない部屋がでてきてしまいます。このようなお部屋は収益性がないので、いわば所有している不動産の「在庫が余っている」状態です。

こうしたボリュームの大きい物件というのは、その分予算もあがります。つまり、使わない部屋に対しても支払いをしていることになってしまうのです。

お客様の中には「もしかしたら使うかも」「ないよりあったほうがいい」と考えられる方もいますが、同じ荷物置き場として利用するのであれば、トランクルームやサマリーポケットといった収納サービスを検討された方が、無駄なコストにならないといえるでしょう。

リセール(売りやすいかどうか)面でのメリット

ライフステージが変わってマンションを住み替える場合、現在入居中のマンションを保有するのか、売却するのかを考えることになります。

賃貸収入としてそのまま保有される方もいらっしゃいますが、残りの住宅ローンや税金の関係で、売却される方も多いです。

その際、どうしても「売りにくい物件」というのが存在してしまいます。それが、ボリュームのある(広すぎる、販売価格・修繕費用など総合的なコストが高すぎる、別荘地や交通に不便な場所にある)物件です。

売却価格があがると、それだけ購入を検討いただけるお客様の範囲は狭くなってしまいます。こうなってしまうと、売却活動が長くなってしまい、資金調整ができずに住み替えがスムーズにいかなくなることも考えられます。


ただ購入するだけでなく、その後のライフプランと照らし合わせながら、「この物件をどうするのか」「どう使っていくのか」「なぜ買うのか」を考えていただくことが重要です。

それに加えて、購入しようとしているマンションが利用用途や入居人数に合った「適切なサイズ感かどうか」も1つのポイントとしていただければと思います。