購入してすぐに家を売ると損する?

例えば新築の家を購入して、すぐに売りに出そうとなった場合、すぐだから購入時と同じくらいで売れるはず、と思う方が多いと思います。しかし、買ったばかりであっても、売ると損をする可能性が高いと言われています。

この記事では、その理由や、長く住み続ける家探しのポイントをお話しします。

購入してすぐに家を売ると損しやすい理由

  • 中古になると価値は急激に下がる

家の価値は新築当初が最も高く、築年数が経つごとに低下していきます。中古物件を購入した場合よりも、新築物件の方が急激に資産価値が下がる傾向にあります。

  • 売却理由がネガティブな場合は買主が見つかりづらい

例えば、水漏れ、雨漏り、シロアリ被害、家の欠陥や不具合、環境の問題、事件・事故などを理由に売却する場合は、買主が見つかりにくいです。売却するまでに時間がかかり、価格が下がる傾向にあります。

長く住み続ける家探しのポイント

そもそもすぐ売却しなければならない状況にならないように、家探しのポイントをいくつか挙げたいと思います。

まず家を買うのを焦らない

まだ若い内に焦って家を購入すると、転勤や親の介護などで移動しにくくなる場合があります。そのため、ある程度将来を見通せるようになるまでは、賃貸にしておいてもいいかもしれません。

通勤・通学、子どもの将来を考慮する

将来まで予測するのは難しいこともあるかもしれませんが、例えば子供ができたときや成長した時にどのような立地環境が理想的かなど、将来的に勤務地は変わる可能性があるのかなど、可能な限り考慮すると良いでしょう。

間取りの変更ができる家にする

長く住み続けるには、年月とともに変化する生活環境への需要に対応できる家であるといいです。間取り変更などのリフォームがしやすい構造や、可動式の家具などで間取りが変更可能な物件など、状況に応じて検討すると良いでしょう。

信頼できる作りの家にする

長く住むとなると、定期的にメンテナンスが必要になります。耐震設備や水漏れ、雨漏り対策など、作りがしっかりしているかどうかを確認しましょう。

賃貸に出すという選択

購入したばかりの家は、売却ではなく賃貸に出す方法もあります。
まとまった金額は手に入りませんが、納得いく金額で売却できない、なかなか買手が見つからないなどの場合は賃貸も検討に入れていいかもしれません。賃貸にした場合のランニングコストなどと、売却した場合の実際の利益などを比較して判断すると良いでしょう。


いかがでしたでしょうか。もしこれから不動産の購入を考えている方でしたら、まずは様々な要素を考慮して最善の判断をしていただけますと幸いです。お困りの際は、私ども不動産のプロフェッショナルにご相談ください。