中古マンション購入の際のチェックポイント

マンション購入を考えるとき、中古マンションは新築マンションよりも手頃な価格が魅力で検討される方が多いと思います。ただ、新築に比べると開示される情報が少ないため、注意点して確認しておきたいポイントがあります。

今回は、中古マンション購入の際にチェックしておくべきポイントをご紹介したいと思います。

築年数

中古マンションと一括りに言っても、完成して数年しかたっていない新築のような物件もあれば、築何十年の年季の入ったものもあります。築年数が浅いと綺麗で劣化が少ない点などがメリットですが、築年数が経った物件にもメリットはあります。

例えば、一般的に築20年以降は価格の下落が緩やかになり、30年で底値となる傾向があるため、築20年以降の物件は資産価値が落ちにくいと言われています。

ただし、築年数は住宅ローンに大きく関わり、住宅ローン控除を適用できるかどうかに影響します。住宅ローンの適応を考えている場合は、築25年以内の物件を探すことをお勧めします。築年数が長いと35年ローンなど返済期間の長い借入が難しくなるという点に注意が必要です。

立地

マンションの価値を評価する上で、立地はかなり重要です。特に駅近の物件は人気があり、駅から15分以上だと資産価値が低くなる傾向があります。売却を前提に物件を探しているのであれば、駅からの距離は必ず確認しておきたいポイントです。

また、ご自身のライフスタイルに合っているかもポイントです。例えば、お子様がいらっしゃるのであれば周辺の学校や、スーパーまでの距離、生活環境など、実際に歩いて確かめましょう。

可能であれば、平日と休日、昼間と夜間で雰囲気が違うことがあるので、それぞれを実際に確認できると良いでしょう。

災害リスク

希望する地域の「洪水」「土砂災害」「津波」などの災害リスクについて、あらかじめ確認しましょう。災害リスクは国土交通省ハザードマップなどで確認できます。

※国土交通省|ハザードマップポータルサイト

https://disaportal.gsi.go.jp/

管理会社

マンションの価値や、将来的な状態を予測するのに、管理会社は重要なポイントです。建物の管理がしっかりしていれば、築年数が経っても質の良い状態を保つことができます。管理の質は、マンションの周辺を見れば大体の状態は判断できるかと思います。共用部が綺麗に掃除されているか、壊れた箇所が放置されていないかなどを確認しておきましょう。

チェックしたいポイント
・ポストの郵便物が放置されていないか
・駐車場、駐輪場の状態
・ゴミ置き場の状態
・周辺の植物などの状態
・設備の状態
・管理人の対応
・掲示板の内容 など

購入価格

中古マンションを購入する際には、その価格が適正価格かどうかを確認しましょう。個人で調べることは難しいので、不動産のプロである不動産会社に相談することをお勧めします。また、物件価格が安すぎる場合は、事故物件の可能性もあるので注意が必要です。それも不動産会社に聞けば教えてもらえます。担当エージェントとコミュニケーションを取ることが、不動産購入を安心安全かつスムーズに進めるポイントになります。

いかがでしたでしょうか。今回挙げさせていただいたポイントの他にも、マンション購入にはいろいろな要素が絡んできますので、分からないことはどんどんプロに聞いて、一緒に進めると良いでしょう。私ども一心エステートも、ご相談いつでもお待ちしております。