【売却する際の注意点】詐欺的勧誘被害にあわないために

皆様の中には、都内だけではなく、別荘や相続で引き継いだ土地・建物などをご所有している方もいらっしゃるかと思います。しかし、そういった売却が難しい物件や需要の低い物件についての売却で被害が起きているようなので、ここでご紹介しておきます。このような被害に遭わないようにしましょう。

背景にあること

処分したい物件であれば、所有者は「最悪の場合安くてもいいから任せられるところに任せたい」と思うかと思います。その心理につけこんで、「買い手がいる」「売ってあげる」「買い取る」などのうたい文句で近づく悪徳業者の詐欺的勧による被害は後を絶たない状況です。

よくある詐欺的勧誘被害について

①「間違いなく売れる」などと言い、広告料名目で数十万円を支払わせる。
②「○○円で買いたい人がいる」ともっともらしい購入申込書等を見せて、「話をすすめるには整地が必要」「測量をして境界標を入れる必要がある」などと言い、整地費用、測量費用名目で数十万円を支払わせる。
③「A土地を買い取るので売ってほしい」と近づき、「その代わり、B土地を買ってほしい(交換ということも多い)、代金は差額の数十万円で買える」「B土地を責任をもって売ってあげる」などと言い、差額代金の数十万円を支払わせる。

公益社団法人 全日本不動産協会ホームページ

信用できる不動産会社に依頼しよう

処分したい不動産を所有している場合は、現在お住まいの地域の不動産会社、もしくは物件が所在する地域の不動産会社に問合せてみるといいでしょう。ちゃんとした会社であれば、取引状況や売却の可能性等について正確な情報をくれるはずです。

直接アプローチしてくる不動産会社がすべて信用できないわけではないですが、それがあまりに上手い条件などであればまずは疑ってみることをお勧めします。お金を支払ってしまった後では返ってこないという認識を持っていただきたいと思います。