毎月のランニングコスト、都内の新築分譲マンションを購入するには?

昨今のマンションは、共用施設が充実していたり、セキュリティがしっかりしていたりと魅力的な物件が多く人気となっています。しかし、マンションを購入できるだけの予算があっても、月々のランニングコストを考えると、その点を十分に理解して購入計画を立てる必要があります。

一般的に、マンションは一戸建て以上にランニングコストがかかると考えておくといいと思います。マンションの場合、毎年、毎月単位で固定資産税・都市計画税、管理費、修繕積立金、駐車場使用料などがかかります。一戸建ての場合にも固定資産税・都市計画税がかかりますが、管理費や修繕積立金はありませんし、大抵は敷地内に駐車スペースがあるので、駐車場使用料もかかりません。別途定期的なメンテナンスで費用がかかりますが、総合的にみるとマンションの方がランニングコストがかかるように見受けられます。

では、実際にどれくらいのランニングコストがかかるのでしょうか?

首都圏では、管理費が月額2万円近い負担、修繕積立金は1万円近い負担になる傾向があり、管理費・修繕積立金だけで3万円ほどになるケースが多いです。ただし、これはエリアや戸数規模、階数規模によっても大きく異なります。

【戸数規模】
戸数が少ないマンションの場合、1戸あたりの比重が大きくなるため、管理費・修繕積立金のコストは高くなる傾向にあります。逆に、戸数が増えると一戸当たりの負担は小さくなります。しかし、戸数とコストは必ずしも連動しているわけではありません。実際に、500戸以上などの大型マンションになると、50戸未満などの小規模マンションと同じくらいの管理費・修繕積立金になったりします。理由としては、コンシェルジュの配置や共用施設が充実することなどがあります。

【階数規模】
マンションの最高階数による違いを首都圏でみると、大まかには20階未満のマンションが最も安く、階数規模が上がるほど管理費・修繕積立金がかかってきます。超高層マンションなど、階数が増えるとコストが上がるのは、外壁を修繕するにも大規模になる点などがあります。

【駐車場】
車を所有している人は、月々の負担も大きくなります。駐車場代は管理費・修繕積立金の合計とほとんど同じぐらいの金額になります。首都圏では2万5000円弱といったところだと思います。

合計…毎月5、6万円のランニングコスト
毎月かかる管理費・修繕積立金は、合計で5万円ほどかかると考えていただくといいと思います。東京23区ではさらにコストがかかるので、合計で6万円を超えると思っておくといいでしょう。

物件内容によって費用は変わってきますので、あくまでも参考にしていただけますと幸いです。

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