一戸建てであればそれぞれの住戸が独立していますが、マンションは共用する施設や人との接触が多いため、感染のリスクが高いのではないかと心配する人も多いかと思います。また、住戸内においてもマンションの場合は窓が開けられないなどのケースもあるため、換気の面の課題もありそうです。今回の記事では、マンションのコロナ対策を整理したいと思います。
マンション側の対策
まずはマンションの共用部ですが、その管理会社がどこまでコロナ対策や消毒を徹底するのかということが関わってきます。
次のような点が主な対策としてあげられます。
1.エントランス等にアルコール消毒液を設置する
2.共用部の窓やドアの解放、換気システムの活用などでこまめに換気を行う
3.通常の清掃に加えて、人が触れる頻度が高い部分(ex.ドアノブ、手すり、エレベーターの押しボタン)を頻繁に消毒する。
大規模マンションの場合は下記のような対応も必要に。
・コンシェルジュカウンターがある場合は飛沫対策用のフィルムを設置し、ボールペンは常に消毒する
・フィットネスルームなどは、体調チェックなどを実施する
居住者側の対策
マンション側の感染対策と同時に、居住者の対策も重要です。どのような注意喚起をマンション内で行われているかも大きな影響があると思いますが、一人ひとりが行動を徹底することが求められます。
マンションの共用部では、下記に注意をします。
1.他の人と十分な距離を取る
2.マスクを付ける
3.エレベーター内では会話を慎む
また、エレベーターは、低層階の人はできるだけ利用を避け、混雑しているときには次を待つなどの工夫をするといいでしょう。
住戸内で工夫できること
・24時間換気機能のメンテナンス
専有部の居室内でできる一般的なコロナ対策として、外出時のマスク着用、帰宅時の手洗い・うがい、ドアや手すりなどの消毒などがあります。そのほかにできる対策として、24時間換気が機能するよう定期的に掃除をするといいでしょう。排気口を荷物でふさがないようにする、フィルターの掃除や交換をするのが効果的です。
・住戸内の整理整頓
住戸内の風通しをよくするため、整理整頓をすることが大切です。換気にはなるべく空気の通り道をつくることがポイントなので、風の流れを阻害するように家具が置かれていたり物が多かったりしないように気を付けましょう。
このご時世、基本的な感染症対策が当たり前になりつつありますが、マンションにおいても引き続き共用部、専用部共に対策が求められます。マンション内でクラスターが発生して情報が公になると、長い目でみた資産価値の低下につながる可能性がないとは言えません。住人を含めたマンション全体で協力して対策していく必要があるでしょう。
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