タワマンはデメリットだらけ?タワーマンションに住むメリット・デメリットを解説

タワーマンション(タワマン)は、高いステータス性や資産価値が下がりにくいなどの魅力がある一方で、生活面や費用面などでさまざまなデメリットも存在します。

デリバリーの待ち時間や高額な維持費など、不便やストレスに感じられる点、費用がかかる点などが挙げられます。タワマンに住むメリット・デメリットを詳しく解説します。

タワマンは本当に欠点だらけなのか!デメリットを解説

タワーマンション(タワマン)は、生活面や費用面などでさまざまなデメリットがあります。たとえば、不便やストレスに感じられる点や費用がかかる点などが挙げられます。ここでは、タワマンのデメリットについて詳しくみていきましょう。

不便やストレスを感じることが多い

タワーマンション(タワマン)に住むと、不便やストレスを感じることが多いでしょう。タワマンは20階以上のマンションを指し、中層階や高層階の環境は戸建てやアパートなどではあまり感じられない問題が生じます。

不便やストレスを感じる具体的な例についてみていきましょう。

デリバリーに時間がかかる

タワマンに住むと中層階や高層階からであれば、地上階とのアクセスに時間がかかってしまいます。たとえばデリバリーを注文しても、到着してから部屋に届けてもらうまでに待ち時間が生じます。

朝や夕方などの出勤・帰宅ピーク時刻にデリバリーしてしまうと、エレベーターがなかなか来ず、届けてもらうまでに相当な時間がかかってしまうこともあるでしょう。

タワマンでデリバリーを頼む際は、他の住民がエレベーターを使用するような時間帯を避けたり、時間に余裕があるタイミングで注文したりなどで対策しましょう。

駅の近くで騒音に悩まされる

タワマンの立地は駅の近くや駅直結が多くみられ、電車の往来などで騒音に悩まされるデメリットがあるでしょう。タワマンは再開発によって駅の近くに建設されるケースが多く、徒歩圏内に立地されます。

しかし、階層によっては電車が往来する度に騒音を感じ、ストレスがたまりやすい環境とも言えます。タワマンの内見時に、電車が往来する際の音について質問したり、実際に聞いてみたりしてどのくらい音がするのかあらかじめ調べておくと良いでしょう。

風が強く、外で洗濯物を干せない

タワマンでは低層階から高層階までベランダが設置されている物件が多いですが、強風で飛ばされやすくなるなどの理由で、多くのタワーマンションは外で洗濯物を干せません。

高層階から飛んでいった洗濯物は、落下する時間に比例して落下時の衝撃が強まります。布団などの落下により、通行人がけがをするリスクがあります。

住む続けるには費用がかかる

タワマンは階層が上がるにつれ費用が高額になり、最上階がもっとも高額になりやすいといわれています。また、もともと立地が良いので相場が高いのが特徴です。ここではタワマンに住むと費用がかかる具体例についてみていきましょう。

階層が上がるにつれ高額になる

タワマンやマンションは通常、階層が上がるにつれ価格が上がっていきます。1階上がるごとに0.5%〜2.5%ほど価格が上昇するといわれており、10階上がれば下限でも5%は価格差があります。

20階以上あるタワマンの地上階の1階と最上階では、大きな価格差があるのは容易に想像できるでしょう。

もともと立地が良いので相場が高い

タワマンは駅から徒歩圏内であったり、駅直結であったりするケースが多いです。

そのため、立地が良く相場がもともと高い傾向にあります。同様の間取りでもタワマンのほうが立地や共用施設が充実していることで、価格が高くなりやすいでしょう。

タワマンを購入するにあたってどの点について重視するのか、予算はどのくらいで考えているのかをシミュレーションしてから購入に踏み切ると居住後も満足度が高いです。

人間関係で悩む

タワマン特有の居住環境によって、人間関係で悩んでしまうこともあります。たとえば、近隣住民とのコミュニケーションが取りにくかったり、朝や夕方の混雑時にエレベーターが来ず、トラブルに発展したりするトラブルに巻き込まれることもあるでしょう。

ここでは、人間関係で悩む具体例について詳しくみていきましょう。

近隣住民とのコミュニケーションが取りにくい

タワーマンションは通学や通勤、買い物などの用事がなければ地上階に降りない人も多いです。そのため同じタワマンの住民とコミュニケーションが取りにくいデメリットが挙げられます。同じ階層でもタイミングが合わなければ、顔を合わせることもほとんどないということもあるでしょう。

また多くの住民が集まっている集合住宅のため、生活音でトラブルが発生することもあります。遮音性能が低いタワマンは、隣室の生活音が聞こえやすいです。

エレベーターの混雑でトラブルになることもある

朝や夕方はエレベーターを利用する人が多く、なかなかエレベーターが来ないこともトラブルにつながりやすいでしょう。エレベーターの設置台数には限りがあるため、地上階に降りる人が集中するタイミングだとエレベーターがなかなかきません。

ただしタワマンによっては高層階専用エレベーターが設置されている場合もあるため、内見時にエレベーターの運行状況を確認するのも良いでしょう。時間帯をずらして利用するのもおすすめです。

タワマンのメリット

ここまで、タワーマンションのデメリットについて解説しました。

タワマンには資産価値が下がりにくいなどのメリットも存在します。ここでは、タワマンのメリットについて詳しくみていきましょう。

高いステータス性

高いステータス性が得られる点は、タワマンに住むメリットの1つです。

タワマンに住むことで充実していて華やかに感じられたり、富裕層が居住していると認知されていたりすることで、周囲からステータスが高いとみなされます。高いステータス性への強い憧れのみでタワマンを選ぶ人もいます。

利便性が高い立地にある

タワマンは駅の近くなど利便性が高い立地にあるため、通勤や買い物など生活しやすい環境に居住できるメリットがあります。

タワマンは再開発が進められているエリアに多く建築されており、戸建てやアパートよりも利便性が高いところに住める可能性が高まります。

虫が出にくい

タワマンの高層階は戸建てや低層階のマンションに比べて虫に遭遇しにくいとされます。虫は地上に近いほうが生息しやすいためです。虫が苦手な人にはメリットが大きいと言えます。

ただしエレベーターに侵入して一緒に上がってくるなど、虫に遭遇する可能性はゼロではない点に注意しましょう。

住人の民度が高い

タワマンは、住人の民度が高いのもメリットに挙げられます。住民の民度とは、平均的な知的水準や文化水準、マナー、行動様式などの成熟度のことです。民度が高いことは、これらの成熟度が高いことになります。

民度が高いと、マナーや規律がしっかり守られるので、衛生的な環境が保たれやすく、悪質なトラブルも起こりにくいでしょう。

資産価値が下がりにくい

タワマンは資産価値が下がりにくいため、将来的に売却することになっても高値で売れる可能性があります。

タワマンの資産価値が下がりにくい理由

タワマンの資産価値が下がりにくい理由として、好立地にある点や共有設備が充実している点などが挙げられます。

タワマンは立地が良い物件が多いため、築年数がある程度経過していても高値で取引されています。

不動産価格指数からは、価格の暴落が読み取れない

不動産価格指数とは、全国や地域ごとの不動産価格の変動を数値化したものです。この指数は、年間約30万件にも及ぶ実際の不動産取引価格を基に算出されています。

令和7年7月分で見ると、マンションの不動産価格指数は上昇しており、価格の下落傾向は見られませんでした。

タワーマンションだけのデータではありませんが、不動産価格指数からはマンション価格が暴落していることは読み取れません。

参考:国土交通省 不動産価格指数(令和7年7月・令和7年第2四半期分)を公表

中古マンションの成約件数と単価は上昇している

全国宅地建物取引業協会連合会が発表している2024年4月の不動産市場動向データ集によると、首都圏の中古マンションの成約件数は、2021年の後半から2023年にかけてほぼ横ばいであったが、2024年に入ってからは上昇しています。

単価も件数とともに上昇しており、売却価格が高額になっているのがわかります。

タワマン購入を考える際のポイント

タワマン購入を考える際には、いくつかポイントがあります。まず、タワマン購入後に後悔するか否かは人によって異なります。また、後悔しないための注意点についてあらかじめ知っておくと良いでしょう。

購入後に後悔するかは人による

タワマン購入したことについて、後悔するか否かは人によって異なります。

物件選びをなんとなく行ってしまった人や持ち家にしようとしてタワマンを選んだ人、数十年先のことまで考慮せずに購入してしまった人などは後悔しやすいでしょう。

一生タワマンに住み続ける人は少数派であり、ライフステージの変化や別の物件を購入するなどで売却するケースが多いです。そのため、将来的に売却することも視野にタワマンを選ぶことをおすすめします。

後悔しないための注意点

タワマン購入で後悔しないためには、いくつか注意点があります。ここでは、タワマン購入を後悔しないために、タワマンを選ぶ段階で注意しておきたいポイントを3つ紹介しましょう。

資産価値の落ちにくいタワマンを選ぶ

タワマンを選ぶ際には、資産価値が落ちにくい物件を選びましょう。

資産価値が落ちにくい物件とは、都市圏で多くの人が住みたいエリアにあったり、今後再開発が進行して人口やオフィスが増加するエリアにあったりするなど好立地にある物件です。

他にも、管理が行き届いていて、築年数が古くても建物の状態が良かったり、定期的に大規模修繕が行われていたりすると資産価値は下がりにくいでしょう。

時間帯を変えて内覧する

タワマンの内覧を行う際には、時間帯を変えて何度か足を運ぶようにしましょう。

眺望の印象は昼と夜で大きく異なります。夜景を重視している人は、夜の美しさを確認しましょう。

販売実績が豊富な不動産会社へ相談する

タワマン購入を後悔しないためには、タワマンの販売実績が豊富な不動産会社に相談することがポイントです。

不動産会社といっても、強みは各社で異なります。タワマンは戸建てやアパートと比較すると、居住環境や費用などが大きく異なり専門的な知識も必要です。

タワマンの販売実績が豊富な不動産会社であれば、ニーズに合致したタワマンを紹介してもらえるだけでなく、購入して将来売却を検討する場合にも気軽に相談できるのでおすすめです。