まずタワーマンション(タワマン)とは、厳密な定義はありませんが、高さ60メートル以上、階数にすると20階建て以上のマンションが一般的にはそう呼ばれています。今日では絶え間なくタワマンの建設が進められ、憧れのタワマンも身近な存在となってきました。
そんなタワマンに住んだ場合のメリットとデメリットを整理しておきましょう。
メリット
・建物の構造などの安全性が高い
・眺望が良い
・日当たりが良い
・セキュリティがしっかりしている
・共用施設やコンシェルジュサービスが充実している
・駅近など利便性が高い
・資産価値が下がりにくい
・各階のゴミ捨て場などが便利 etc
デメリット
・通勤や通学時間帯はエレベーターの待ち時間が長い
・大きく窓を開けられない
・洗濯物を外に干せない
・管理費や修繕積立金が高い
・価格が高い etc
高層階と低層階暮らすならどっちを選ぶ?
高層階でも、低層階でも、設備やサービス、セキュリティなどのメリットは同じように受けられます。では、高層階、低層階ならではのメリット、デメリットは何でしょう。
高層階のメリットは、眺望が良い、日当たりが良い、プライバシーが守られている、などが挙げられるでしょう。地上の騒音も聞こえづらいので、大人だけで静かに暮らしたい人には向いています。また、国交省のマンション総合調査によると、タワマンの管理費や修繕積立金は階数ではなく各住戸の面積によって決めているようですので、高層階だから管理費や修繕積立金が高いということではないのは安心です。
デメリットについては、通勤・時間帯のエレベーター問題や、窓を開けられない部屋が多いこと、洗濯物の外干しができないなどの生活の不便がある可能性はあります。
低層階は眺望や日当たりにおいては高層階に劣りますが、ハイスペックのマンションを割安に購入できるのが大きなメリットです。通勤・通学時間帯や災害時にエレベーターが使えないといった場合でも、階段を使って外に出やすいことは大きなポイントです。窓を開けてバルコニーに洗濯物の外干しが可能な場合もあり、ファミリーにとっては低層階も魅力です。
高層階と低層階どちらが暮らしやすいかは、家族構成やライフスタイルによって異なってきます。
リタイア世代や自宅での仕事時間が長い人、テレワークで静かな住環境を求めている人、大人だけで静かに暮らしたい人や、通勤や通学の時間帯が決まっていない人などは、高層階が向いている傾向にあると言えるでしょう。
逆に低層階が向いている人は、子育て世代などファミリーで暮らす人、会社員で通勤時間が決まっている人などです。ファミリーで洗濯物が多くても、外干しできる場合は電気代の節約になります。通勤・通学時間帯のエレベーター問題はある程度解消できますし、外へのアクセスがしやすいことも嬉しいポイントです。
同じタワマンといえど、ライフスタイルにより住みやすい部屋は異なります。自分の理想のライフスタイルを実現するために、高層階と低層階どちらがよいのか、眺望だけに気を取られず、冷静に検討しましょう。

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