新宿のタワマンは今が狙い目?住みやすさや特徴、マンションの相場価格などを詳しく紹介

新宿は、オフィスからファッションビル、飲食店、映画館など幅広い施設が点在しているエリアです。

新宿駅を中心とした大規模開発も進んでおり、周辺のマンションの資産価値は上昇傾向にあります。

近年はスタイリッシュなタワマンも多く点在するようになり、高級住宅エリアとしても知られていますが、実際の住み心地はどうなのでしょうか。

新宿の住みやすさや特徴、公示地価、マンションの価格相場、人気のタワマン物件について解説します。

新宿の住みやすさと特徴

新宿は東京23区のほぼ中央に位置しており、千代田区・港区・文京区・豊島区・中野区・渋谷区の6区と隣接しているエリアです。

大きく分けて新宿駅周辺エリア、四谷エリア、神楽坂エリア、高田馬場・早稲田・大久保エリア、落合エリアの5つに区分されています。

中でも、新宿駅周辺エリアは繁華街やビジネス街がある、日本最大級のにぎわいがある街として知られています。

具体的な例を挙げると、百貨店や駅ビル、大型商業施設を筆頭に、大企業の本社・支社がある高層ビル、映画館などのエンタメ施設などが軒を連ねており、ショッピングやグルメには事欠きません。

また、日本有数のターミナル駅として知られる新宿駅からは各鉄道が乗り入れており、山手線や中央総武線、埼京線、湘南新宿ライン、地下鉄丸ノ内線、小田急線などを利用することが可能です。

そのため、新宿駅は1日の乗降客数が350万人以上を突破したことがあり、ギネスに登録されています。

東京駅や渋谷駅、池袋駅など主要な駅に短時間でアクセスできるため、通勤・通学から買い物まで、移動に困ることはないでしょう。

子育てしやすい街としても注目を集める

ビジネスやエンターテイメント性の高い街というイメージのある新宿ですが、実は子育てや教育にも力を入れています。

たとえば、受けられるサービスには次のようなものがあります。

  • 子どもと家庭の総合相談(※1):対面やオンラインで子育てに関する相談を受け付けている
  • ひろば型一時保育(※2):1日に最大4時間まで子どもを預かってもらえる
  • 子どもショートステイ(※3):保護者がやむを得ない事情により子どもの世話をできない場合、乳児院や区内の協力家庭で子どもを預かってくれる

また、工学院大学や東京医科大学などを筆頭に、さまざまな学校が点在しています。

特に専門学校の多さは都内でも屈指で、全国から学生が集まってくるほどです。

教育面においても優れていることから、独身世帯や夫婦世帯だけでなく、子育て中のファミリー世帯からの人気もエリアとなっています。

※1参考:新宿区「子どもと家庭の総合相談(子育ての悩み・虐待相談など)

※2参考:新宿区「ひろば型一時保育

※3参考:新宿区「子どもショートステイ

新宿駅周辺では大規模再開発の予定も

現時点でもかなりのにぎわいを見せている新宿エリアですが、駅周辺では今後、さらなる再開発の計画が立てられています。

たとえば、新宿駅西口地区開発計画では、既存の新宿地下鉄ビルディングや小田急百貨店新宿店を解体し、跡地に地上48階建ての超高層ビルを建設する予定です。

このビルは、商業機能やオフィス機能を併せ持つ複合施設となり、駅とまちの連携を強化することで、歩行者が移動しやすくなるよう工夫しています。

一方、新宿駅西南口地区でも、京王百貨店・ルミネ1の建て替えと、複合ビルの建設計画が進行中です。

これらの大規模再開発計画により、新宿駅周辺はますます活気に満ちたエリアとなり、マンションなどの不動産価値は高騰することが予想されます。

新宿の地価公示とマンション価格相場

新宿は生活の利便性や子育て支援が充実している人気のエリアです。

では、地価公示やマンション価格の相場はどれくらいなのでしょうか。

それぞれのデータについてわかりやすく説明します。

公示地価

新宿区全体の直近3年間の公示地価(平均価格)は以下の通りです。

  • 2022年:81万6,800円/m²
  • 2023年:85万1,700円/m²
  • 2024年:90万6,100円/m²

上記のデータを見ると分かる通り、直近3年間における新宿区の地価は右肩上がりに上昇しています。

3年の間に1m²あたり約9万円も値上がりしているのは、新宿が元々人気の高いエリアであることに加え、再開発計画が進行中であることも背景にあると考えられます。

また、最近では居住目的だけでなく、国内外の投資家たちが投資目的でマンションを購入してるところも、地価高騰の理由の一端でしょう。

マンション価格の相場

新宿エリアで直近1年間に成約されたマンション価格の相場は、1,100万~1億9,700万円です。

低価格帯のマンションは、間取りはワンルーム、専有面積は25m²以下といったコンパクトな物件で、築年数が経過している物件が多い傾向にあります。

一方、高価格帯のマンションは、最寄り駅から徒歩1分、間取り3LDK、専有面積は75~80m²などとかなり好条件の物件です。

価格の桁は大きくなっても、駅チカ物件や広さに余裕のある物件はニーズが高いため、将来高く売れる可能性があるでしょう。

特に新宿エリアは前述した通り、大規模開発などの影響で今後資産価値が上がる可能性があります。

そのため、販売価格だけに注目するのではなく、売却したときの予想価格も考慮しながら物件を選ぶことをおすすめします。

参考:指定流通機構(REINS)「不動産取引情報提供サイト(マンション・戸建住宅の売買価格・相場・取引事例の情報公開サイト)

新宿で人気のタワマン3選

新宿エリアで人気のあるタワマンを厳選して3つご紹介します。

ザ・パークハウス西新宿タワー60

ザ・パークハウス西新宿タワー60は、西新宿5丁目にある地上60階建てのタワマンです。

都営大江戸線の西新宿五丁目駅から徒歩7分とアクセスのよい立地にありながら、敷地内は約1,900m²と広大な敷地を確保。

共用施設である結いの森では四季の移ろいを感じられ、都心で生活しながら緑を感じられる環境となっています。

徒歩圏内には日常の買い物に便利なスーパーやドラッグストアがあり、生活に必要なものはすぐ手に入れることが可能です。

最寄りの西新宿五丁目駅を利用すれば、新宿駅や六本木、汐留などにもダイレクトにアクセスできるので、ショッピングやレジャーの幅が広がります。

施設内には、フィットネスジム、ビューラウンジ&バー、パーティルームなど、住民や来客も楽しめる共用施設が充実しているため、快適な暮らしを満喫できるでしょう。

参考:三菱地所レジデンス「ザ・パーハウス 西新宿タワー60」かつての街のにぎわいは、再生への道標

富久クロスコンフォートタワー

富久クロスコンフォートタワーは、新宿区富久町にある地上55階建てのタワマンです。

最寄り駅は東京メトロ丸ノ内線の新宿御苑駅で、乗り換えなしで新宿や銀座、東京などに出られます。

大規模な複合再開発によって生まれたタワマンのため、敷地内には大型スーパーのほか認定こども園も設置されており、独身世帯からファミリー世帯まで幅広い世代に便利な環境が整っています。

施設内にもママズラウンジやキッズルーム、カフェ、フィットネスルームなどが併設されており、敷地内外でショッピングからリラクゼーションまで幅広いニーズを満たせるところが特徴です。

さらに、防犯カメラ、オートロックやダブルロックなど多彩なセキュリティが備わっており、もしもの場合の防犯・防災もしっかり考えられています。

参考:株式会社アライバル「富久クロス

スカイフォレストレジデンス

スカイフォレストレジデンスは、新宿区大久保3丁目にある地上26階建てのタワマンです。

JR山手線の高田馬場駅から徒歩6分のところにあるため、各方面へのアクセスが良好です。

新宿や池袋、渋谷など、都内の人気エリアも手軽に足を伸ばせるところが魅力です。

大規模複合開発プロジェクトとして建設されたタワマンですが、徒歩圏内に約18万㎡超の広大な敷地を誇る「戸山公園」があり、吹き抜けのエントランスホールからも周辺の木々が見られます。

外観は白と黒を基調としたスタイリッシュなデザインで、周辺地域のシンボル的な存在のようです。

一方、施設内には新宿副都心の夜景や眺望を楽しめるスカイラウンジや、居心地の良いゲストルームなどがあります。

新宿エリアにありながら自然を感じられるので、緑がある暮らしを求めている方からも好評です。

参考:住友不動産販売株式会社「スカイフォレストレジデンス