六本木のタワマンは人気が高い?大規模開発事情や公示地価、マンションの相場価格を紹介

六本木エリアは、商業施設や文化施設、高級飲食店が軒を連ねるエンターテイメント性の高い街として有名です。

ラグジュアリーエリアとして人気が高く、東京都内でも指折りの一等地として知られています。

六本木エリアの特徴や住み心地の良さ、公示地価やマンション価格の相場について解説します。

六本木エリアの住みやすさや特徴を解説

六本木は東京都港区にあり、高級ブランド店や大型商業施設、高級飲食店などが数多く存在するラグジュアリーエリアとして有名です。

特に六本木の2大複合施設として知られる六本木ヒルズと東京ミッドタウンは、東京近郊の方はもちろん、国内や国外からの観光客も利用する人気施設となっています。

観光地、繁華街として栄えている地域だけに各所からのアクセスも良く、六本木駅には東京メトロ日比谷線や都営大江戸線で乗り入れが可能です。

六本木駅から羽田空港まで1時間程度で行けるほか、目黒や恵比寿、銀座などにもスムーズに移動できるため、利便性の高いエリアとしても知られています。

また、駅から少し離れたところには閑静な住宅街が広がっており、保育園や幼稚園、小学校などの教育施設も集中していることから、ファミリー世帯にも人気があります。

東京最大級の再開発が進行中

既に活気のあるエンタメの街として知られる六本木ですが、現在再開発計画が進行しています。

通称「第2六本木ヒルズ」と呼ばれる再開発は、総延床面積約108万m²に及ぶ東京最大級の大型開発で、六本木5、6丁目と麻布十番1丁目をA~Eの5街区に分け、それぞれの街区ごとに多彩な施設の建設を計画中です。

たとえばA街区では、オフィスやホテル、劇場、イベントホールなどを併設する地上66階建ての超高層ビル、B地区は住居やオフィス、店舗などが入る地上70階建ての超高層タワマンがそれぞれ建設される予定です。

特に後者は日本一高いタワマンになる予定で、日本人はもちろん、外国人の居住ニーズにも対応する、国際水準の設備・サービスを提供する物件になるといわれています。

この大規模開発は2030年度の竣工を目指しており、六本木エリアの発展に期待して、周辺エリアの地価や不動産の相場も上がっていくかもしれません。

参考:港区議会「六本木五丁目西地区地区計画の決定(原案)について

六本木の公示地価とマンション価格相場

六本木エリアは東京都内でも屈指の人気エリアとされていますが、地価やマンションの相場価格はどのくらいなのでしょうか。

六本木の公示地価とマンション価格の相場をまとめました。

公示地価

六本木エリアにおける直近3年の公示地価(住宅地)は、141万~250万円/m²です。

価格に幅がありますが地域差によるものが大きく、最寄り駅が六本木駅になる3丁目は141万~156万円/m²ですが、最寄り駅が麻布十番駅になる5丁目の地価は231万~250万円/m²とかなり高めです。

同じ六本木でもエリアによって、地価に大きな差があることが分かります。

マンション価格の相場

六本木エリアで1年以内に成約されたマンション価格の相場は、1,400万~8億1,000万円とかなり幅の広いものとなっています。

価格の高いマンションは麻布十番駅から徒歩5分以内と立地が良く、かつ間取り3LDK、専有面積155~160m²とファミリー世帯向けのような物件であることが理由です。

一方、比較的割安のマンションはワンルームで専有面積15~20m²とコンパクトな物件ですが、最寄り駅である六本木駅からは徒歩2分とアクセスがよいところもありました。

駅近物件は高くて手が出ないと思われがちですが、六本木エリアでも探せば手頃な価格で好立地の物件が見つかるかもしれません。

六本木エリアの人気タワマン3選

六本木エリアには、ラグジュアリーエリアにふさわしいタワーマンションが複数点在しています。

その中から特に人気のある物件を厳選して3つご紹介します。

パークコート六本木ヒルトップ

パークコート六本木ヒルトップは、六本木1丁目にある地上27階建てのタワマンです。

東京メトロ南北線六本木一丁目駅から徒歩3分のところにあり、主要都市まで手軽にアクセスできるところも魅力です。

さらに、アークヒルズや東京ミッドタウンが徒歩圏内なので、日々のショッピングやグルメに困る心配はありません。

外観は欧州の貴族の家のようなモダンとクラシックを超越した、画期的なデザインを採用。

都会的な街・六本木の雰囲気と調和する、オーセンティックでありながらスタイリッシュさも感じられる独特なデザインがおしゃれです。

共用スペースのクラブラウンジやライブラリーラウンジ、ガーデンラウンジはホテル並みですので、非日常感を楽しめるでしょう。

参考:三井不動産グループ「パークコート六本木ヒルトップ

アークヒルズ仙石山レジデンス

アークヒルズ仙石山レジデンスは、六本木一丁目にある地上47階建てのタワマンです。

東京メトロ南北線六本木一丁目駅や日比谷線神谷町駅からそれぞれ徒歩4分の好立地にありながら、緑の生活都心をコンセプトにしたタワマンは、自然が身近に感じられる造りになっています。

施設内としては、プールやジム、トリートメントなどを備えたヒルズスパ、雄大な眺望を楽しめるビューラウンジ、ゲストルームやルーフデッキなどを完備しています。

生活面ではフロントデスクやドアマンがサポートしてくれるので、まるでホテルで暮らしているような快適さを堪能できるでしょう。

さらに、非接触式キーによるオートロックや、フロントデスクでの入館者チェック、各所の監視カメラや居住者以外利用できないエレベーターなど、多重のセキュリティ体制が暮らしをサポートします。

参考:森ビル「アークヒルズ 仙石山レジデンス

THE ROPPONGI TOKYO

THE ROPPONGI TOKYOは、六本木3丁目にある地上39階建てのタワマンです。

東京メトロ日比谷線六本木駅から徒歩3分と近く、さらに徒歩圏内に東京ミッドタウンや檜町公園、サントリー美術館などの公共施設があります。

そのため、日常生活圏でショッピングからアート、グルメ、エンターテイメント、自然を満喫できるでしょう。

共用スペースには、スカイラウンジやゲストスイートのほか、24時間無料で利用できるフィットネスルームなどがあります。

日常的にリラックスしたり、運動不足を解消したり、お客さんを招いて歓談したりと、ぜいたくなひとときを過ごせるでしょう。

建物自体にも制震構造を採用していますますが、地震が起きると組み込まれた制震部材がエネルギーを吸収して建物全体の揺れを抑えてくれるので、高層階でも大きな揺れを感じにくいでしょう。
参考:三井不動産グループ「THE ROPPONGI TOKYO