タワーマンションの価格はどれくらい?買いどき?暴落はありえる?

タワーマンションは都市部の象徴的な存在で、多くの人が高級感や眺望のよさに憧れを抱きます。しかし、購入や賃貸を検討するときに気になるのが価格です。そこで、タワーマンションの価格相場や、今後の価格動向について調査しました。タワーマンションはいま、買いどきなのでしょうか。

東京都心のタワーマンション価格

タワーマンションの価格は、立地や階層、間取りなどの条件によって大きく異なります。ここでは、東京都内で特に注目されているタワーマンションをピックアップし、価格や特徴を簡潔なリストでまとめました。

勝どきエリア:ザ・トーキョータワーズ

価格:8,000万~3億円

間取り:1LDK~4LDK

面積:50~200㎡

階数:58階

デベロッパー:三井不動産レジデンシャル、三菱地所、住友不動産、東京建物など

特徴:湾岸エリアの絶景ビューが特徴。共用施設(ジム、ラウンジなど)も充実

晴海エリア:晴海フラッグ

価格:6,000万~2億円

間取り:2LDK~4LDK

面積:60~150㎡

階数:地下1階~18階

デベロッパー:三井不動産レジデンシャル、三菱地所レジデンス、住友不動産、野村不動産、東京建物など

特徴:五輪選手村跡地を利用した環境配慮型マンション

晴海エリア:ザ・パークハウス晴海タワーズ

価格:7,000万~2億5000万円

間取り:1LDK~3LDK

面積:40~140㎡

階数:地下2階~地上49階

デベロッパー:三菱地所レジデンス

特徴:都心へのアクセスのよさと、リゾート感のある共用施設が魅力

勝どきエリア:パークタワー勝どきミッド/サウス

価格:1億~3億円

間取り:1LDK~3LDK

面積:50~150㎡

階数:地下3階~地上58階

デベロッパー:三井不動産レジデンシャル

特徴:都心へのアクセス良好、充実した共用施設(スカイラウンジ、ジムなど)、スーパーやクリニック、保育所なども併設

虎ノ門エリア:シティタワー虎ノ門

価格:2億円程度

間取り:2LDK

面積:約65㎡

階数:地下1階~地上28階

デベロッパー:住友不動産

特徴:東京メトロ日比谷線・神谷町駅から徒歩2分。都心の利便性を享受できる

小岩エリア:プラウドタワー小岩フロント

価格:未定

間取り:1LDK~3LDK

面積:約55㎡~85㎡

階数:地下1階~地上33階

デベロッパー:野村不動産

特徴:JR総武線・小岩駅から徒歩3分、駅近で生活利便性の高いエリア

三田エリア:パークハウス三田ガーデンレジデンス&タワー

価格:1億~3億円

間取り:1LDK~3LDK

面積:50~150㎡

階数:33階

デベロッパー:三菱地所レジデンス

特徴:緑豊かな環境と都心の利便性を兼ね備える高級タワーマンション。共用施設(フィットネスジム、ラウンジ、ゲストルームなど)が充実

南青山エリア:グランドヒルズ南青山

価格:2億~5億円

間取り:2LDK~4LDK

面積:70~200㎡

階数:地下2階~地上18階

デベロッパー:住友不動産

特徴:高輪の閑静な住宅街にあり、洗練されたデザインと高品質な設備が魅力

池袋エリア:プラウドタワー東池袋

価格:8,000万~2億円

間取り:1LDK~3LDK

面積:50~120㎡

階数:地下1階~地上20階

デベロッパー:野村不動産

特徴:東京メトロ有楽町線・東池袋駅から徒歩5分。商業エリアから近く利便性が高い

いま買うならタワーマンション!3つの理由

タワーマンションはその高級感や利便性から、多くの人が憧れる住まいです。特に都市の中心に住みたい人にとって、理想的な選択肢といえます。ここでは、いまタワーマンションを購入するべき理由を、3つに絞って解説します。

高層階は資産価値が維持されやすい

タワーマンションの高層階は、眺望のよさや希少性から、ほかの物件に比べて資産価値が安定しています。たとえば、東京湾を見渡せる豊洲や勝どきの高層階は、その景観が大きな魅力となり、築年数が経っても高値で取引されています。

都市部の土地は供給が限られているため、常に需要があって価格が大幅に下がるリスクが低いのも特徴です。購入者は「住居」だけでなく、「資産」としての価値も期待できるでしょう。

生活の利便性が非常に高い

多くのタワーマンションは、都市部の主要駅から徒歩圏内に位置しており、日常生活の利便性が非常に高いです。たとえば、豊洲の「ザ・トーキョータワーズ」では、駅直結のショッピングモールや飲食店が充実しており、外出せずに生活に必要なものを揃えられます。

コンシェルジュサービスやクリーニングサービスを提供する物件も多く、忙しい人にとって非常に魅力的です。保育園や教育施設が近接している物件を選べば、ファミリー層なら子育てと仕事の両立も可能になるでしょう。

将来を見据えた快適な住環境

タワーマンションは、長期的に快適な生活を送るための設計で、設備も整っています。たとえば、エレベーターは高速仕様で、待ち時間を減らせるよう設計されています。


また、建物全体がバリアフリー仕様になっていることが一般的で、高齢者や障がい者でも安心して暮らせる住環境が特徴です。多くの物件では地震や停電といった万が一の事態のための防災設備が強化されており、非常用発電機や貯水タンクが設置されています。

タワーマンションの暴落リスクは…?

タワーマンションは高級な不動産として位置づけられていますが、価格が暴落するリスクはあるのでしょうか?暴落のリスクとその理由を詳しく解説します。

関連記事:タワーマンションが暴落すると言われる理由は?平均価格の推移や今後の値動きを解説

暴落のリスクは低いかも

タワーマンションの価格は、特に都心部では非常に安定しています。その理由のひとつは、都市部の土地が限られており、需要が供給を上回っていることです。首都圏のなかでも、特に東京都心の物件は希少価値が高くて需要が多いため、価格が急落することは低いといわれています。

円安の影響で外国人の購入が増加

近年の急激な円安の影響で、海外投資家が日本の不動産に注目しています。特にタワーマンションはその魅力的な立地や利便性から、外国人バイヤーに人気があります。特に中国やシンガポールなどの投資家が高層階を購入するケースが増えており、需要を支える一因となっています。

資産価値を守る強固なコミュニティ

タワーマンションの多くは、管理組合による資産価値の維持活動が行われています。共有部分の美観維持や定期的な修繕工事を行うことで、物件も含めた敷地内全体が清潔に保たれ、長期間にわたって価値を落とさない努力がされています。

需要は高齢化社会にも適応

タワーマンションはバリアフリー対応や便利な立地が特徴であり、高齢化社会でも需要が続く可能性があります。駅直結のタワーマンションは病院などにも通いやすいため、現役世代だけでなく高齢者の人気が高く、需要の底堅さを示しています。

タワーマンションを検討する際の注意点

タワーマンションは多くの魅力を持つ一方で、購入や賃貸を検討するときには注意すべきポイントがいくつか存在します。タワーマンションを検討するときに把握しておきたい、代表的な注意点を解説します。

管理費や修繕積立金の負担が高い

タワーマンションは、その充実した共用施設や高度な設備維持のため、一般的に管理費や修繕積立金が高額です。物件にもよりますが、月々の管理費と修繕積立金を合わせて数万円にもなることがあり、一軒家や低層マンションと比べて大きな負担になるかもしれません。

購入前に具体的な費用を確認し、将来的な管理費・修繕積立金の値上げリスクを販売担当者に確認しておきましょう。

周辺環境の変化に注意

タワーマンションは、開発エリアに建設されることが多く、周辺環境が今後大きく変化することがあります。たとえば、周辺に新しいマンションが建設されたり、商業施設の撤退が起きたりと、利便性や資産価値に影響を与える場合があります。

物件選びの際は、近隣の開発計画や長期的な地域の動向を確認しましょう。自治体のWebサイトや開発計画書を参考にするのも有効です。

災害時の対応力を確認

タワーマンションは地震や停電などの災害時に、特有の課題が生じることがあります。たとえば、停電が発生した場合、高層階ではエレベーターが使用できなくなり、移動が困難になるおそれがあります。


また、防災設備が不十分だと、居住者の安全が確保されないケースもあります。したがって、購入前には防災設備(非常用発電機、備蓄倉庫など)の充実度や建物の耐震性能を確認しておく必要があります。

将来的な売却の難易度

タワーマンションは、築年数が経過すると価格が下がり、売却が難しくなることがあります。特に、大量のタワーマンションが建設された地域では、供給過多で競争が激化するためです。人気エリアや再開発エリアの物件を選び、将来的に需要が高いと予測される物件を選ぶことが重要です。