タワーマンションを買ってよかったと感じた理由は?後悔した理由も解説

タワーマンションを購入したいと考える方の中には、購入後に後悔しないか不安に思っている方もいるでしょう。

タワーマンションを買ってよかったと感じた理由とともに、後悔した理由についても併せて紹介しています。

タワーマンションの購入を考えている方は、ぜひ参考にしてみてください。

タワーマンションを購入する理由は?

タワーマンションを購入する理由はどのようなものが挙げられるのでしょうか。

ここでは購入理由について詳しく紹介します。

居住用に購入した方半数以上

タワーマンションに関するアンケートは多くの企業が行っていますが、購入目的の傾向とし

て「自宅用に購入した」という意見が半数以上でした。

また、新宿区が2020年に行った「新宿区タワーマンション実態調査報告書」のアンケート結果でも、購入の用途として「住居専用」という意見が50%となっており、居住用に購入している方が多いことが分かります。

ただし、企業のアンケートではタワーマンションに長年住む予定の方もいましたが、資産価値の上昇によって売却を考えている方も多いようです。

いずれ売却しようと考えている方も多い

タワーマンションは、ある程度住んだ後に売却して利益を得ることも可能です。

購入時よりも不動産価格が高騰している場合は、高値で売却できるケースも少なくありません。

人によっては2,000万円以上の利益を出しているケースもあることから、将来的に売却を検討する価値は十分あるでしょう。

また、タワーマンションを自宅用として購入している方でも、家族や仕事環境などライフスタイルの変化によって引っ越しをすることになり、売却される方も多いようです。

タワーマンションを買って良かったと感じた理由

タワーマンションを購入して良かったと感じた理由やメリットを紹介します。

セキュリティ対策が万全

タワーマンションの中にはセキュリティが充実しているところも多く、防犯面でも安心です。

マンションの出入りやエレベーターの利用には専用のキーを使用する、防犯カメラ完備しているところなど、かなり厳重にガードされています。

タワーマンションの高層階であれば外から侵入することは非常に難しく、セキュリティ対策は万全といえるでしょう。

また、管理人や警備員が24時間いるところは不審者の侵入に気づきやすく、タワーマンションは泥棒から狙われにくいと言われています。

ただし、玄関のドアや窓を無施錠のままで出かけてしまうと空き巣が侵入する可能性もあるため、短時間の外出であっても施錠することが大切です。

眺望・景観が楽しめる

タワーマンションに住むメリットとして、眺望や景観の良さを挙げる方は少なくありません。

住んでいる階にもよりますが、周辺を遮るものがないため遠くまで見渡すことができたり、街の夜景を一望できたりするところが魅力です。

眺望や景観を重視している場合は、できるだけ高層階にある部屋を選ぶだけでなく、窓がある方角や位置も確認しておきましょう。

人によってはメリットと感じない方もいるかもしれませんが、眺望や景観が購入の決め手になった方は非常に多いようです。

投資としても魅力がある

タワーマンションは値崩れしにくいことから投資としても魅力があります。

売却による利益だけでなく、賃貸物件として貸し出すことも可能です。(住宅ローンが残っている間は不可能)

立地が良い場所に建っているタワーマンションであれば物件としての価値も高く、安定した収益が見込めます。

そのため、数年だけ居住して後は投資用として保有されている方も多いようです。

立地が良い場所に建っていることが多い

タワーマンションが建っている場所は立地が良い傾向にあります。

特に都心部では駅近であったり、商業施設などの近くに建築されていたりすることが多いのです。

タワーマンションは仕事面と生活面の両方から見ても利便性が高く、築年数が経っていたとしても購入希望者が多く集まるケースもあります。

通常、築年数が経っている物件はリフォーム費用が高額になるなどの問題から、買い手が見つかりにくくなります。

一方、好立地にある物件であれば比較的買い手が見つかりやすいのです。

つまり、タワーマンションはいざとなったときは売却しやすい物件であるということです。

タワーマンションを買って後悔した理由

一方、タワーマンションを購入して後悔しているという方もいらっしゃいます。

ここでは、後悔している理由とタワーマンションのデメリットを紹介します。

修繕費用が一般的なマンションよりも高い

タワーマンションの修繕費・管理費は、一般的なマンションよりも高額に設定されていることがあります。

国土交通省の「平成30年度マンション総合調査結果」によると、一般的なマンションの修繕積立金は月/戸あたり平均で1万1,243円という結果でした。

同じく国土交通省の「マンション政策の現状と課題」という資料では、20階建て以上の大規模マンションの場合、平成29年度の大規模修繕工事金額は平均3万3,767円となっており、約3倍ほどと高額です。

もちろんタワーマンションの規模や設備、住戸数、工事内容などによって異なるため一概に高額だとは言い切れませんが、タワーマンションの修繕費は高い傾向にあるといえるでしょう。

とはいえ、そもそもタワーマンションは通常のマンションより物件価格が高額です。

タワーマンションを含む大規模マンションはセキュリティや共有サービスが充実しているため、設備の内容を考えると修繕費が高くなってしまうのはある程度仕方がないことといえるでしょう。

エレベーターの利用で待つことがある

一般的なマンションと比較すると、戸数が多いタワーマンションはエレベーターの利用で待つことがあります。

しかし、近年建てられたタワーマンションは複数のエレベーターが設置されています。

そのため、以前と比べると待つ時間が少なく、すぐにエレベーターが来ると感じる方も多いようです。

数分程度なら気にしない方には些細な問題ですが、待つことが苦手な方にとってはデメリットに感じることでしょう。

洗濯物が外に干せないことがある

タワーマンションでは基本的に洗濯物を外に干すことはできません。

特に高層階の場合は風が強く、ベランダに干すと衣服が風に流されて紛失する可能性が高まるためです。

また、マンション自体の景観を損ねるという理由で、ベランダに干すことを禁止しているところもあります。

もちろん、ベランダに干せるタワーマンションもありますし、サンルームが設けられているところも少なくありません。

サンルームとは、物干しできるガラス張りの空間のことで、太陽の光を十分浴びれるので、洗濯物を干すことが可能です。

地震の時に倒壊しないか心配

タワーマンションは戸建て住宅と比較すると、揺れを感じやすいため地震の時に心配になる方は多いようです。

しかし、地震が多い日本では建物の倒壊による被害を防ぐために、震度6強から震度7程度では倒壊しないよう1981年に「新耐震基準」を定めています。

タワーマンションは国の耐震基準を満たして建築されているので、倒壊する危険性はほぼありません。

免震装置や制振装置などが完備されているので、高層階では揺れ幅が広く現れるのです。

また、電気やガスなどが止まってしまった場合でも、タワーマンションには非常電源が備えられています。

 2011年の東日本大震災以降、 非常電源による電気供給は72時間が主流となっていることから、安心して復旧を待つことができるでしょう。

タワーマンションを買って良かったと思うには物件選びが大切

タワーマンションを買って良かったと思うには物件選びが非常に重要です。

タワーマンションは好立地に建築されることが多いことから、物件の価値が高く、将来的な売却目的で購入される方もいます。

しかし、近隣の大型施設が衰退したり、周囲の店舗が撤退したりすると資産価値が下がります。

タワーマンションの購入で後悔しないために、不安な方は実績がある不動産会社に相談するところから始めるとよいでしょう。

信頼できる不動産会社へ相談することで、専門家からアドバイスをしてもらえるため、理想のタワーマンションを見つけやすくなります。