住み替えローンの金利が高いと言われる理由3選|審査内容,各金融機関の相場も

  • 【高い?】住み替えローンの金利相場
  • 住み替えローンの金利が高いと言われる理由
  • 住み替えローンの審査内容
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高田社長

住み替えローンは、金利の仕組みや適用条件が通常の住宅ローンとは異なる点が多いため、事前にしっかりと理解しておくことが大切です。

そこで本記事では、住み替えローンの金利が高いと言われる理由や各金融機関の住み替えローンの金利相場について詳しく解説します。

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【高い?】住み替えローンの金利相場

金融機関によって異なるものの、住み替えローンの金利相場は2〜5%ほど設定されているケースがほとんどです。

金融機関名住み替えローンの金利
みずほ銀行変動金利方式:2.3〜4,35%
三井住友銀行変動金利方式:2.625〜4.75%
りそな銀行変動金利方式:2.625〜5.380%

住宅ローンの基準金利が1.5〜1..6%程度で、高くても2,5%ほどであることを考えると、住み替えローンの金利はかなり高めに設定されていると言えます。

   

住み替えローンの金利が高いと言われる理由

続いて、住み替えローンの金利が高いと言われる理由を3つ解説します。

理由①:住み替えローンは金融機関にとってリスクが高いから

住み替えローンの金利が高い理由の1つ目は、住み替えローンは金融機関にとってリスクが高いからです。

住み替えローンには、新しい住宅の購入費用だけでなく既存の住宅ローンの返済費用も含めるため、金融機関にとってリスクの高い商品になります。

そのため、住宅ローンよりも金利が高く設定されています。

   

理由②:通常の住宅ローンよりも借入額が大きく期間も長いから

住み替えローンの金利が高い理由の2つ目は、通常の住宅ローンよりも借入額が大きく期間も長いからです。

住み替えローンには既存の住宅ローンの返済費用も含まれるため、借入額が大きくなりますし、返済期間も長くなりますが、この点も金利の高さに影響しています。

   

理由③:金利の引き下げ幅が少ないから

住み替えローンの金利が高い理由の3つ目は、金利の引き下げ幅が少ないからです。

住宅ローンの場合、借入する金融機関のクレジットカードや給与の受取用口座を所有していたりすると、通常よりも低い金利である優遇金利が適用されます。

一方、住み替えローンは、そのような優遇措置が適用されなかったり、少なく設定されていることがほとんどです。

これにより、住宅ローンよりも金利の引き下げ幅が少なくなるため、「金利が高い」と感じやすくなっています。

   

住み替えローンのメリット/デメリット

続いては、住み替えローンのメリットとデメリットをそれぞれ解説します。

メリット

住み替えローンのメリットは以下のとおりです。

  • 住宅ローンの残債があっても住宅を購入できる
  • ダブルローンを避けられる

住宅を売却する際は、住宅ローンを一括返済して抵当権を抹消するのが一般的です。

住宅を売却してもローンの残債が残る場合は、貯金を切り崩して返済したり借金して返済しなくてはいけません。

住み替えローンでは、既存の住宅ローンの残債分を含めて新居の購入資金を借り入れできるため、ローンの残債が残っている状態でも新居を購入できます。

また、今の住宅に住み続けながら住宅を購入するような「買い先行」のケースだと一定期間2つのローンを利用しなければならないため、月々の返済負担が重くなりがちです。

住み替えローンを利用する場合は、住宅ローンの残債分と新居の購入費用を1本化できるため、返済負担の重いダブルローンの状態を避けられるようになるメリットもあります。

   

デメリット

住み替えローンのデメリットは以下のとおりです。

  • 金利が高い
  • 審査が厳しい
  • 手間と時間がかかる

紹介してきたとおり、住み替えローンは住宅ローンよりも金利が高く設定されています。

金利が高くなると、月々の返済にかかる負担が大きくなりますし、トータルの返済金額も高くなります。

また、住み替えローンは審査も厳しめです。

既存の住宅ローンの残債と新居の購入費用を含めることで借入れ金額が大きくなるため、通常の住宅ローンを利用するときよりも収入などの返済能力を厳しく審査されることになります。

既存の住宅の売却と新しい住宅の購入を同時に進めなくてはならない点も、住み替えローンならではのデメリットです。

期日に間に合わせるために既存の住宅を希望よりも安く売却したり、妥協して新居を購入したりするケースもあるので、そうならないよう、余裕をもって計画的に進める必要があります。

   

住み替えローンの審査内容

住み替えローンは審査が厳しい傾向があるため、審査の内容もしっかりと把握しておかなくてはいけません。

ここでは、住み替えローンの審査内容について解説しますので、以下で詳しく見ていきましょう。

購入者の年齢/年収/勤務先/勤続年数

住み替えローンの審査内容で見られる項目の1つ目は、購入者の年齢/年収/勤務先/勤続年数です。

これは、返済能力を判断するのに見られる項目です。

年齢が若い人や年収の高い人であればより返済能力が高いと判断されます。

また、大企業に勤務している人や公務員として働いている人は評価が高く、勤続年数が長い人ほど審査において有利になります。

   

購入者の健康状態

住み替えローンの審査内容で見られる項目の2つ目は、購入者の健康状態です。

住み替えローンは借入額が大きく返済期間も長くなるため、健康状態を通して、安定的に長期間返済し続けられるかどうかについてチェックされます。

金融機関で融資を受ける場合、団体信用生命保険(団信)への加入が必要になるケースがほとんどですが、健康状態が悪いと団信に加入できないため、住み替えローンの審査に通るのが難しくなります。

    

現在の家の住宅ローンの残債額

住み替えローンの審査内容で見られる項目の3つ目は、住宅ローンの残債額です。

残債が多いと借入額も多くなるため、審査も厳しくなります。

住み替えローンの借入では、既存の住宅をなるべく高く売却して、借入額を少なくすることが審査通過のポイントになります。

   

過去の借入/返済歴

住み替えローンの審査内容で見られる項目の4つ目は、過去の借入歴や返済歴です。

過去に利用したローンやクレジットカードの返済を、延滞したり滞納した履歴があると、信用度が下がるため審査で不利になります。

また、クレジットカードのキャッシング枠があるとその分が加算された状態で審査されるため、審査で不利になる可能性があります。

これらの履歴が不利に働かないよう、既存のローンで完済できるものは繰り上げて完済したり、不要なクレジットカードは解約しておくようにしましょう。

   

新居の資産価値(担保評価)

住み替えローンの審査内容で見られる項目の5つ目は、新居の資産価値です。

利用者が住み替えローンを返済できなくなった場合、金融機関は物件を差し押さえて売却することで残債を回収します。

新居の資産価値が低いと残債を回収しきれない可能性があるため、審査に通らなかったり、借入額が減額される可能性があります。

    

各金融機関の住み替えローン金利を比較

金融機関金利
みずほ銀行変動金利方式:2.475%固定金利選択方式:3.35%〜4.35%全期間固定金利方式:2.30%〜2.60%
三井住友銀行変動金利方式:2.625%固定金利選択方式:3.85%〜4.75%全期間固定金利方式:3.02%〜3.29%
りそな銀行変動金利方式:2.625%固定金利選択方式:3.79%〜5.380%
横浜銀行変動金利型:2.475%固定金利指定型:3.550%〜3.800%
千葉銀行金利選択型:2.625%固定金利指定型:3.670%〜6.280%
池田泉州銀行変動金利型:2.825%固定金利選択型:3.500%〜3.950%全期間固定金利型:1.850%〜2.150%

こちらは、各金融機関の住み替えローンの金利の比較表です。

ここでは、金利を含め、各金融機関の住み替えローンの概要について解説しますので、以下で詳しく見ていきましょう。

みずほ銀行

年齢満18歳以上満71歳未満最終返済時の年齢が満81歳未満の方
年収安定した収入のある方
融資金額50万円以上3億円以内
借入期間1年以上35年以内
金利の種類変動金利方式固定金利選択方式全期間固定金利方式
団体信用生命保険必要
金利変動金利方式:2.475%
固定金利選択方式:3.35%〜4.35%
全期間固定金利方式:2.30%〜2.60%

出典:みずほ銀行|みずほ買い替えローン商品概要

みずほ銀行の「みずほ買い替えローン」は、返済額を調整できるタイプの住み替えローンです。

産休や育休による収入源などライフイベントに合わせて返済額を調整できるようになっているので、無理なく返済し続けられます。

   

三井住友銀行

年齢借入時満18歳以上満70歳の誕生日までの方完済時満80歳の誕生日までの方
年収前年度税込年収が500万円以上の方
融資金額100万円以上3億円以内
借入期間1年以上35年以内
金利の種類変動金利型
固定金利特約型
超長期固定金利型
団体信用生命保険必要
金利変動金利方式:2.625%
固定金利選択方式:3.85%〜4.75%
全期間固定金利方式:3.02%〜3.29%

出典:三井住友銀行|WEB申込専用住み替えローン商品概要

三井住友銀行では、WEB申込専用の住み替えローンが提供されています。

病気や怪我、自然災害などで返済できなくなったときでも安心の3つの保証が用意されているのが特徴です。

   

りそな銀行

年齢借入時の年齢が満20歳以上満70歳未満の方
最終返済時の年齢が満80歳未満の方
年収前年の税込年収が100万円以上の方
融資金額50万円以上3億円以内
借入期間1年以上40年以内
金利の種類変動金利方式固定金利選択方式
団体信用生命保険団体信用生命保険に加入しない場合、法定相続人1名以上
金利変動金利方式:2.625%
固定金利選択方式:3.79%〜5.380%

出典:りそな銀行|りそな住宅ローン(住みかえプラン)/りそな住みかえローン商品概要

りそな銀行の住み替えローンは、前年の税込年収が100万円以上であれば申し込みができるハードルの低さが特徴です。

また、借入期間も最長40年と長く設定されています。

    

横浜銀行

年齢借入時の年齢が満18歳以上の方
最終返済時の年齢が満82歳未満の方
年収前年度税込年収400万円以上
融資金額新たな住宅の新築・購⼊資金+最⼤2,000万円まで
借入期間1年以上35年以内
金利の種類変動金利型固定金利指定型
団体信用生命保険必要
金利変動金利型:2.475%
固定金利指定型:3.550%〜3.800%

出典:横浜銀行|住宅ローン(お住み替え)商品概要

横浜銀行の住み替えローンは、新たな住宅の新築・購⼊資金にプラスして、最⼤2,000万円まで借入できます。

インターネットバンキングを利用することで繰り上げ返済と金利種類変更などの手数料が無料になるのも、大きな特徴の一つです。

    

千葉銀行

年齢借入時の年齢が満18歳以上満70歳未満の方
年収安定した収入のある方
融資金額3億円以内
借入期間1年以上40年以内
金利の種類金利選択型全期間固定金利型
団体信用生命保険必要
金利金利選択型:2.625%
固定金利指定型:3.670%〜6.280%

出典:千葉銀行|住み替えコース商品概要

千葉銀行の住み替えローンは、最長40年まで借入期間を設定できます。

借入期間を長めに設定して、少しでも月々の返済費用を抑えたい方におすすめです。

   

池田泉州銀行

年齢借入れ時の年齢が満25歳以上満55歳以下の方
最終返済時の年齢が満80歳以下の方
年収給与所得者で、税込年収が450万円以上の方
融資金額50万円以上1億円以内
借入期間3年以上50年以内
金利の種類変動金利型
固定金利選択型
全期間固定金利型
団体信用生命保険必要
金利変動金利型:2.825%
固定金利選択型:3.500%〜3.950%
全期間固定金利型:1.850%〜2.150%

出典:千葉銀行|住み替えローン商品概要

池田泉州銀行の住み替えローンは、今回紹介する6つの住み替えローンの中で最も借入期間を長めに設定できるタイプのローンです。

最長で50年まで返済期間を伸ばせます。

    

まとめ:住み替えローンの金利を理解しよう

今回は、住み替えローンの金利について詳しく解説しました。

これから住み替えローンの利用を検討している方は本記事を参考にして、ぜひ住み替えローンを利用してみてください。