5,000万円で買った家はいくらで売れる?査定価格の調べ方,高く売る方法も

  • 5,000万円で買った家はいくらで売れる?
  • 5,000万円で買った家の査定価格の調べ方
  • 5,000万円で買った家をできるだけ高く売る方法
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高田社長

マイホームを5,000万円で購入したものの、住み替えやライフスタイルの変化に伴い売却を考えることもあるでしょう。

そこで本記事では、5,000万円で購入した家の現在の売却価格の調べ方や5,000万円で買った家をできるだけ高く売る方法について詳しく解説します。

ちなみに、不動産売却に関するお悩みをお持ちの方には、高田の無料オンライン相談がおすすめです!

目次

5,000万円で買った家はいくらで売れる?

5,000万円で購入した家の売却価格は、立地や築年数、建物の種類、市場動向などの要因によって大きく変動します。

特に不動産価値は経年による減価償却の影響を受けるため、購入時の価格をそのまま維持することは難しい状況です。

ただし、都心部や交通利便性の高いエリアでは、土地の価値が上昇することで、建物の価値下落を相殺できる可能性もあります。

売却を検討する際は、専門家による適切な査定を受けることで、現在の市場価値を正確に把握できます。

出典:国土交通省|中古住宅流通、リフォーム市場の現状

    

一戸建ての場合

5,000万円の一戸建て住宅(建物価値2,500万円、土地価値2,500万円と仮定)の売却価格は、築年数による建物の価値減少が大きな要因です。

木造住宅の場合、築22年で建物価値がゼロになるため、土地の資産価値が売却価格の重要な要素となるでしょう。

以下の表は、築年数別の一般的な売却価格の目安です。

築年数建物の価値減少率建物価格売却価格の目安
1年5%2,375万円4,875万円
5年30%1,750万円4,250万円
10年55%1,125万円3,625万円
15年70%750万円3,250万円
20年85%375万円2,875万円
22年以上100%0円2,500万円

出典:国土交通省|中古住宅流通、リフォーム市場の現状

  

マンションの場合

マンションの場合、一戸建てと比較して資産価値の下落率は緩やかですが、新築時には建築会社の利益が上乗せされているため、購入直後に1割程度の価値下落が生じる傾向があります。

以下の表は、5,000万円円で購入したマンションの築年数別の売却価格目安です。

築年数価値減少率売却価格の目安
1年10%4500万円
5年18%4100万円
10年24%3800万円
15年33%3350万円
20年42%2900万円
30年60%2000万円
35年70%1500万円

出典:国土交通省|中古住宅流通、リフォーム市場の現状

   

【いくら?】5,000万円で買った家の査定価格の調べ方

続いて、5,000万円で買った家の査定価格の調べ方を5つ解説します。

調べ方①:不動産会社に依頼する

5,000万円で買った家の査定価格の調べ方の1つ目は、不動産会社に依頼することです。

査定には机上査定と訪問査定の2種類があり、それぞれ特徴が異なります。

査定方法机上査定訪問査定
特徴・物件情報と成約事例から算出・現地調査なし・オンラインで依頼可能・現地で詳細を確認・建物の状態を考慮・周辺環境も評価
査定の精度中程度高い
所要時間数時間~1日1~2時間の訪問+レポート作成

いずれの査定も基本的に無料で利用でき、電話やメール、ウェブサイトから簡単に依頼することが可能です。

より正確な査定を希望する場合は、訪問査定をおすすめします。

    

調べ方②:ポータルサイトで確認する

5,000万円で買った家の査定価格の調べ方の2つ目は、ポータルサイトで確認することです。

SUUMOやat homeなどの不動産ポータルサイトを活用することで、現在販売中の類似物件の価格を確認できます。

所在地、築年数、面積などの条件で絞り込み検索を行うことで、売却予定の物件と近い条件の物件価格を把握することが可能です。

ただし、掲載価格は売り出し価格であり、実際の成約価格とは異なる可能性があることに注意が必要です。

また、地域ごとの相場感や需要の傾向も確認できるため、価格設定の参考にできます。

   

調べ方③:レインズマーケットインフォメーションで確認する

5,000万円で買った家の査定価格の調べ方の3つ目は、レインズマーケットインフォメーションで確認することです。

レインズマーケットインフォメーションは、国土交通大臣指定の不動産流通機構が運営する公的なサイトです。

このサイトでは、実際の取引事例を地域や物件種別ごとに確認できます。

一般の方でも無料で利用でき、市町村単位での過去の取引事例を閲覧できるため、より実態に近い相場観を把握することが可能です。

ただし、個人情報保護の観点から、詳細な住所や建物の具体的な特徴などは確認できない仕様となっています。

   

調べ方④:不動産情報ライブラリで確認する

5,000万円で買った家の査定価格の調べ方の4つ目は、不動産情報ライブラリで確認することです。

国土交通省が運営する不動産情報ライブラリでは、実際の取引価格に加えて、防災情報や都市計画情報なども確認できます。

所在地、最寄駅からの距離、間取り、面積、築年数などの条件で絞り込んで検索できるため、売却予定の物件に近い条件での取引事例を見つけやすくなっています。

また、アンケートをもとにした実売価格が反映されているため、より現実的な価格把握が可能です。

   

調べ方⑤:不動産鑑定士に依頼する

5,000万円で買った家の査定価格の調べ方の5つ目は、不動産鑑定士に依頼することです。

より専門的な観点から物件価値を査定してもらいたい場合は、不動産鑑定士への依頼をおすすめします。

不動産鑑定士は、土地や建物の評価に関する専門家として、周辺環境や将来性なども含めた総合的な評価を行います。

不動産会社の査定とは異なり、売買を前提としない中立的な立場での評価が得られるため、より客観的な価格を知ることが可能です。

ただし、鑑定料が必要となるため、重要な判断が必要な場合に利用を検討することをおすすめします。

   

5,000万円で買った家をできるだけ高く売る方法

続いて、5,000万円で買った家をできるだけ高く売る方法を5つ解説します。

方法①:築浅のうちに売り出す

5,000万円で買った家をできるだけ高く売る方法の1つ目は、築浅のうちに売り出すことです。

不動産の価値は築年数が経過するにつれて大きく下がっていくため、高値での売却を目指すなら築浅のうちに売り出すことが重要です。

特に戸建ての場合、築22年を過ぎると建物の価値がほとんどなくなってしまいます。

一方、マンションでは築5年で約20%、築25年で約50%程度価値が下がる傾向があります。

そのため、売却を検討している場合は、建物の価値が大きく下がる前に行動を起こすことが賢明です。

また、築浅物件は設備や内装の状態が良好なため、購入希望者からの評価も高くなりやすいでしょう。

    

方法②:需要の高まっているタイミングで売り出す

5,000万円で買った家をできるだけ高く売る方法の2つ目は、需要の高まっているタイミングで売り出すことです。

不動産市況が売り手市場となっているタイミングでの売り出しは、高値売却の大きなチャンスとです。

国土交通省の不動産価格指数によると、2013年以降、戸建てやマンションの価格は上昇傾向が続いており、特に2020年からは急激な上昇が見られています。

ただし、不動産価格は経済状況などの要因で変動するため、市場動向を見極める必要があります。

現在の上昇傾向が継続している間に売り出すことで、より良い条件での売却が期待できるでしょう。

   

方法③:複数の不動産会社の中から依頼する会社を決める

5,000万円で買った家をできるだけ高く売る方法の3つ目は、複数の不動産会社の中から依頼する会社を決めることです。

不動産会社によって査定基準が異なるため、同じ物件でも査定額に大きな差が生じることがあります。

そのため、3~5社程度の不動産会社に査定を依頼し、適正な売却相場を把握しておきましょう。

ただし、明らかに高すぎる査定額を提示する会社には注意が必要です。

売却依頼を獲得するための営業戦略である可能性があり、実際の売却時には価格を下げざるを得なくなることも考えられます。

複数社の査定額を比較検討し、根拠のある適切な査定額を提示する会社を選びましょう。

  

方法④:余裕を持った売却スケジュールを組む

5,000万円で買った家をできるだけ高く売る方法の4つ目は、余裕を持った売却スケジュールを組むことです。

一般的に不動産の売却には3〜6ヶ月程度の期間が必要です。

売却を急ぐと購入希望者に足元を見られ、値下げを強いられる可能性があるため、十分な時間的余裕を持って進めましょう。

例えば、10月までに売却を完了させたい場合は、4月までに不動産会社選びを終えるなど、逆算して準備を進めていくことをおすすめします。

ゆとりのあるスケジュールを組むことで、じっくりと良い条件の購入希望者を待つことができるでしょう。

  

方法⑤:必要な箇所はリフォームを済ませておく

5,000万円で買った家をできるだけ高く売る方法の5つ目は、必要な箇所はリフォームを済ませておくことです。

物件の第一印象は売却価格に大きく影響するため、適切なリフォームを行うことで価値を高めることができます。

特に壁紙の張り替えや水回りの改善は、投資効果が高く、購入希望者の関心を引きやすい改修です。

ただし、大規模なリフォームは必ずしも売却価格に反映されるとは限らないため、費用対効果を考慮しながら、必要最小限の範囲で実施することが重要です。

清潔感のある外観や室内は、内見時の印象を良くし、成約率の向上につながるでしょう。

   

5,000万円の家を売るときの注意点

続いて、5,000万円の家を売るときの注意点を4つ解説します。

注意点①:ローンは完済させておく

5,000万円の家を売るときの注意点の1つ目は、ローンは完済させておくことです。

5,000万円の物件を売却する際には、住宅ローンの完済状態を確認しておきましょう。

売却時には、抵当権を抹消した状態で買主に物件を引き渡す必要があるためです。

まずは現在の住宅ローンの残債額を確認し、査定金額と比較する必要があります。

具体的には、住宅ローンの残債額が査定金額と自己資金の合計を下回っている状態(アンダーローン)であることが、売却を進めるための前提条件です。

逆に、ローンの残債額が査定金額と自己資金の合計を上回る状態(オーバーローン)では、売却を進められません。

  

注意点②:契約不適合責任に注意する

5,000万円の家を売るときの注意点の2つ目は、契約不適合責任に注意することです。

契約不適合責任は、売買契約時に想定していた物件の状態と実際の状態が異なる場合に、買主が売主に対して行使できる権利です。

この責任を回避するためには、売却前に建物の状態を専門家による住宅診断(インスペクション)で確認し、必要に応じて補修やリフォームを実施することが欠かせません。

特に築年数が経過している物件では、建物や設備の不具合が発生しやすいため、事前の状態確認と対策が必須です。

万が一の場合には、買主から補修や値下げ交渉、損害賠償などを求められる可能性があります。

   

注意点③:売却後に確定申告が必要になる場合もある

5,000万円の家を売るときの注意点の3つ目は、売却後に確定申告が必要になる場合もあることです。

不動産の売却では、譲渡所得に対する確定申告が必要となる場合がある注意が必要です。

譲渡所得は、譲渡収入金額から取得費と譲渡費用を差し引いて計算されます。

ただし、居住用財産を譲渡した場合には、国税庁が定める3,000万円の特別控除を利用できる可能性があります。

この特例を適用すると、譲渡所得から最大3,000万円を控除することができ、課税対象額を大幅に抑えることが可能です。

控除後の金額に対して所得税・住民税が課税されるため、税負担を軽減する重要な制度となっています。

出典:国税庁【マイホームを売ったときの特例】

  

注意点④:不動産会社との媒介契約の内容を検討する

5,000万円の家を売るときの注意点の4つ目は、不動産会社との媒介契約の内容を検討することです。

不動産会社との媒介契約は、売却活動の成否を左右する欠かせないものです。

媒介契約には、専任媒介契約と一般媒介契約があり、それぞれのメリット・デメリットを理解したうえで選択する必要があります。

契約期間や手数料、解約条件などの具体的な契約内容を慎重に確認することが大切です。

また、不動産会社の過去の取引実績や地域での評判なども考慮に入れながら、信頼できるパートナーを選ぶことで、効率的な売却活動を進めることができます。

   

5,000万円で買った家の売却に関するよくある質問

ここからは、5,000万円で買った家の売却に関するよくある質問に回答します。

質問①:売却時に税金や手数料は発生しますか?

売却時に発生する税金や手数料の具体的な内容は、以下の表の通りです。

種類概要金額の目安
印紙税売買契約書に必要な印紙代売却額3,000万円の場合:1万円(軽減税率適用時)
登記費用抵当権抹消などの登記手続き土地・建物で2,000円+司法書士報酬1〜2万円程度
仲介手数料不動産会社への報酬売却価格×3%+6万円+消費税以内

なお、売却益が出た場合は譲渡所得税も発生しますが、居住用財産の3,000万円特別控除の特例を利用できる場合は、大幅な軽減が可能です。

特例の適用条件は事前に確認しておくことをおすすめします。

   

質問②:築年数がかなり経っている場合はどうすればいいですか?

築30年以上の物件や設備の老朽化が進んでいる場合は、専門の買取業者への売却を検討することをおすすめします。

買取業者は築古物件の再生や活用に関する専門的なノウハウを持っているため、通常の仲介では難しい売却も可能です。

特にメリットとなるのは、リフォーム費用を買取業者が負担してくれることと、契約不適合責任が免責となる点です。

老朽化した物件の売却後のトラブルを避けたい場合は、買取による売却が有効な選択肢となるでしょう。

   

質問③:どうしても売却ができない場合はどうすればいいですか?

建物に資産価値がないと判断される場合は、更地にして売却することを検討しましょう。

特に築30年以上の物件では、建物を解体して更地で売り出す方が、早期売却につながる可能性があります。

更地での売却には以下のメリットがあります。

土地を購入して新築を検討している買主にアピールできること、建物の不具合による契約不適合責任のリスクがなくなること、そして解体費用の負担はありますが、売却までの期間を短縮できる可能性が高まることです。

   

まとめ:5,000万円で買った家はいくらで売れるのか把握しよう

今回は、5,000万円で買った家はいくらで売れるのかについて詳しく解説しました。

家の売却を検討している方は本記事を参考にして、ぜひ家の売却を成功させてください。