不動産購入というものは、ご自身のその時のニーズや、物件が売却されるタイミング、その物件を見つけられるかどうかなどが関わって実現されるものです。
例えば、たまたま探し始めてすぐに理想的な物件が見つかればその物件で即決するかもしれませんし、条件を満たす物件がなかなか見つからなければ妥協しない限り購入まで何か月も何年もかかる可能性もあります。
今回は、購入検討者は物件を何件くらい見るのを基準に考えればいいのかご紹介したいと思います。
何件くらい見学してから、購入すればいいのか
購入検討者が、モデルルーム・モデルハウス・内見に行った物件数のとある調査では、『約6割が5件以内』の見学で決めているという結果になりました。
その中で、「1件だけ」の見学で購入を決めた人たちは、以下のような理由をあげています。
●この立地で同条件の物件が、今後出てこないと思ったから。
●通勤に便利だし、日常生活もしやすい場所だったから。
●インターネットですでに比較検討して決めていたから。
●最もライフスタイルに合った物件だったから。
●子供の学区を考えるとこの物件しかないと思ったから。
ここでも見られるように、購入を決める際には見学の件数ではないポイントがあります。多くの物件を見すぎると、その度にその物件のいいことばかり言われることになるので、当初の目的を見失ってしまうケースもよく目にします。
大切なのは、自分の軸を持って判断することです。
ご自身の3つのポイントが合致した物件が見つかった時が購入のチャンスです!
購入を決める3つのポイント
①立地
希望のエリアかどうかなど
②支払い
予算的に購入可能かどうかなど
③購入時期
引越し時期が合致するかどうかなど
この3つのポイントがおさえられた物件は、「市場で1~2物件」程度です。
3つのポイントが合致した物件は見逃さないようにしましょう。
売れる物件は瞬時に売れてしまうこともあるので、他の物件を見ている間に売れてしまったというような後悔をしないようにしましょう。
いかがでしたでしょうか。
不動産購入というものは見学数が少ないからと決断を躊躇する必要があるものではありません。逆に、条件に合致しておらず急ぐ必要もない状況で、妥協をしなければいけないものでもありません。買い時、買い物件は、人それぞれの要点と不動産が合致したものと捉えることができます。
不動産は唯一無二のものになりますから、比較検討というよりも上記のような3つのポイントと、ご自身の判断基準に従って、縁ある出会いを逃してしまわないようにしてください。
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